契約時から5年で売り上げが約3倍に。「その成長は社員の自律によるもの」組織の力を最大化させた二人三脚の取り組み。
株式会社琉新の風
企業情報
- 社名株式会社琉新の風
- HPhttp://www.ryushinnokaze.com/
- 住所〒903-0125
沖縄県中頭郡西原町上原1丁目8番地1 - 代表者代表取締役 兼島樹氏
- 実施期間顧問契約6年目
- お話を聞いた方代表取締役 兼島樹氏
株式会社琉新の風は、西原町に本社を構え、住宅型有料老人ホームや通所介護事業所及び訪問介護事業所、障がいを持つ方の就労支援移行事業所の運営など、本島南部を中心に9事業所を持つ地域密着型の企業です。職員同士も仲が良く、利用者の「その人らしくゆったりとした暮らし」を支える温かなケアを行っています。利用者のご家族のみならず、介護福祉事業者として地域から頼られる存在となっています。
コズミックコンサルティングに組織開発をお願いしたきっかけ
波上さんとの出会いは、最初求人の件で関わっていた方から「組織開発コンサルタントの波上さんという人がいるよ」とそのセミナーを教えていただいたのがきっかけです。
セミナーに参加してみると、波上さんの考え方が、我が社の理念である「自他共栄」に非常に近いと感じました。僕が理想としていたのは「従業員同士が助け合いながら成長できる職場」。波上さんもそれと同じようなことを話されていたことが印象に残り、それではまずはスポットでのコンサルティングをお願いしたい、とコズミックコンサルティングに組織開発をお願いすることになりました。
当時抱えていた課題
・人材が不足していた
・離職率が高かった
・中間管理職などリーダー層の育成がまだできていなかった
コズミックコンサルティングの提案で良かったこと
まず中間管理職のメンバーで大きく意識が変わった人が出てきました。中間管理職の仕事のひとつに「部下の話を聞くこと」が挙げられます。その人が何に悩んでいるのか、中間管理職が部下の想いに耳を傾けるだけで、組織は大きく変わります。
しかし言うは易しで、これがなかなかできない。業務を行うことに囚われてしまって、部下を見ていないんですね。かくいう僕自身も最初は部下にやらせる、ではなく、自分でやってしまうことがありました。でもそれではいけないと腹を決めて仕事を部下に任せていったんです。その「権限委譲」が会社のさらなる飛躍のきっかけになったと感じています。今でも波上さんとは対話を重ねて、組織の在り方について理想を話し合い、細やかで継続的な改善を重ねています。
コンサルティング実施後の成果
スポットのコンサルティングからスタートした私たちの契約も今年で6年目になります。その間、組織も大きく成長しました。
(2023年の数字でいうと・・と、見せてくれた資料には「売上高は6億円(前年度比約1.5倍)」「売上高前年度比約1.5倍」「人件費は約2.5億円」「純利益前年度約2.5倍」「賞与3か月分(総額3,260万円)」とため息のでるデータばかり…)
コズミックコンサルティングと契約してから組織の力があがって、こうして数字もあがっているわけだけど、純利益における人件費の割合は年々少なくなっています。人の採用にもそんなに困ってない。みんな、友達や身内を紹介してくれるんです。でも、僕はこういった結果が、僕が何かやったということではないと思っています。社員が自律的に考え、仕事を頑張った結果なんです。
またこれは不思議だなと思うのですが、これまで私も中間管理職とコミュニケーションをとっていたんです。でもなかなか変わらない。身内への教育に限界を感じている部分もあったんです。でもなぜか波上さんが働きかけるとリーダーたちの行動が変わり、「実践」になっていくんですよ。きっと波上さんのやり方が僕らに、ひいては沖縄の企業に合っているんだと思います。
コズミックコンサルティングに一言
月1回の研修や面談でも変化が見られるメンバーがいるというのは、波上さんのファシリテーターとしての力がある証拠ですし、私自身、波上さんと対話をしていく中で、組織の課題が明確になっていきました。
モヤモヤしていたものがハッキリ見えると、「どのような対策をおこなえばいいのか」が分かるようになります。弊社にとってコズミックコンサルティングは「自他共栄」を具現化してくれる大切なパートナーなんです。
当初リーダー育成を行う中で、経営層の前でなかなか意見がでない雰囲気がありました。その状況について経営層のみなさんと意見交換をし、「リーダーは自分が動くのではない。部下に任せて見守ることがリーダーだ。」ということを伝えたところ、共感していただきました。
その後は、弊社が実施するワークショップの場もリーダーに任せる方向へ。経営層が入らないことによって、リーダーたちは自分たちで考え、決定しないといけないという意識が働いたと思います。そこからリーダーが意思決定を行うという小さな成功体験を積み重ね、その姿が社内の次世代リーダーへ受け継がれていくこととなりました。会社が決断した権限移譲は良い形で進み、琉新の風の目覚ましい発展になったと感じます。